チョコレート飽きてきました(挨拶


最近自分の周りでMTG始めたorこれから始めようか迷ってる人が増えてきたので、そんな人のためにMTGってどんなカードゲームなのか、始めるならどんなカードを集めてどんなデッキを組めばいいのか簡単に紹介したいと思います。
僕もまだ始めて1年半ほどなのでまだまだ分からないことはありますが何かの助けになれればいいな、ってことで!!




・そもそもMTGとは?

今から20年前に初版が発売されたカードゲームの元祖と言ってもよいくらいのTCGですね。もちろんそれだけ歴史のあるカードゲームなので発売されたカード数も多く、とてもじゃないけどカードプール把握しきれない・・・・、と考えている方ご安心ください。
MTGには発売された時期に応じたフォーマットが用意されています。

①スタンダード
過去2年間で発売された1〜2つの基本セットと2つのブロックから構成され、1年ごとにローテーションするフォーマットがこちら。MTGを始めるならまずはこのスタンダードから始める人が多く、それゆえ人口も多いのが特徴です。
元々は、古参と新参でどんどんカード資産の差がついてしまう事を解決するため、「新しめのセット限定」として考え出されたもので、カード・プールの狭さから最新エキスパンションの影響を強く受けるのはまぁ他のカードゲームと一緒でしょうか。プレイヤーが多いので人気カードの需要が高く、ローテーションで落ちてしまうセットもあるので定期的にお金がかかってしまうのが難点。また、環境が目まぐるしく変わるため、時間のない人は環境に追いついていくのは大変かも知れないですね。
ただ、その流通量ゆえカードが入手しやすいのはいいところです。
他のTCGと較べてシングル価格は高価ではありますが、それでも他のフォーマットに較べるとまだ優しい方でしょう。このあたりはまた後ほど詳しく説明します。

②レガシー
今まで発売したカードが禁止カードを除きほぼ全てが使えるフォーマット。
新規参入する場合、デュアルランドなどの高額カードを集めようとすると十分な資金が必要になるものの、ローテーションが存在しないため、初期投資にコストがかかっても同じカードで長く遊べるという点は魅力です。また、カードプールが広いため、様々な種類のデッキが組めるのもGOOD。
まぁやはりその敷居の高さから上級者向けのフォーマットではあるかと思います。

③モダン
新枠になって以降に発売されたセット、すなわち第8版以降の基本セットとミラディン以降に発売されたエキスパンションを使用するフォーマット。スタンとレガシーの中間と言った感じです。
レガシーと同じようにローテーションは存在しないため、大雑把に言えば2003年7月以降に発売されたほとんどのカードを使用可能な構築フォーマットであるのがこのモダンです。
昔やっていた人が自分の使っていたカードをもう一度使いたい、という理由で始めるのを良く聞きますね。僕も今やっているブロックがスタンダードから落ちてしまったら参入しようかと思っているところです。

④リミテッド
これまで紹介したフォーマットでは、あらかじめ用意したカードから自由に選択してデッキを構築するという形式でしたが、リミテッドでは未開封のパックから出てきたカードと任意の枚数の基本土地カードのみを使ってその場でデッキを構築しゲームを行います。
具体的には自分が開封したパックのカードのみを使用する「シールド」、一定のルールに基づいてカードをやり取りして自分が使うカードを決定する「ドラフト」があります。
要はルールさえ覚えていればカードを1枚も持ってなくても参加できるのがリミテッドの良さ。ゲームをするのに毎回パック代はかかってしまいますが、リミテッドならではの面白さもあるので初期投資が厳しい人はまずはこれから初めて見るといいんじゃないかと思います。

そんな感じで、まず最初はパックを買ってリミテッドを楽しみつつ、スタンダードのデッキを作っていき、そこからモダン・レガシーへ・・・というのが王道の楽しみ方かな、と思います。今回は最初に触れるであろうフォーマットであるスタンダードについて詳しく説明していきますね。


・現環境のスタンダード

2014年2月18日現在使えるのはラヴニカへの回帰ブロック(ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路)、テーロスブロック(テーロス、神々の軍勢)、基本セット14の3ブロック6エキスパンションです。ラヴニカへの回帰ブロックでは10のギルドから成り立つ多色カード、テーロスブロックでは破壊不能かつ強力な「神」などのカードたちが収録されています。
・・・と言われてもまぁあまりピンと来ないかとは思うので、現環境で流行しているデッキをいくつか紹介しますね。

①黒単
黒というカラーリングは相手の妨害をするのが得意な色です。相手のクリーチャー(生物)を除去したり、ハンデスしたり、時には自分のライフを犠牲にしてドローをしたりすることもあります。いわゆる除去コントロールというやつでしょうか。
1マナのピーピングハンデスの「思考囲い」、4マナで6/6飛行という桁外れの強さを持った「冒涜の悪魔」、そしてなんと言っても自分の場の黒のマナコスト分だけライフをドレインする「アスフォデルの灰色商人」などの強力カードが満載です。それを多様な除去スペルとドローシステムでサポートするのが黒単です。
現環境のトップメタに君臨したため、主要パーツもそれなりに高額に。ただその安定感は他に類を及びません。派生系としてはオルゾフ(白黒)コントロール、ゴルガリ(緑黒)コントロールなどもあります。
デッキの価格としては完成形で3.5万〜4万くらいが相場でしょうか。

②赤単(赤単信心)
赤は相手のライフをとにかく焼き尽くすのが第一なカラーです。速攻クリーチャーと相手ライフへ直接ダメージを与える呪文で構成されているのが特徴ですね。
デッキタイプとしてはとにかく軽く速いカードで構成された通常の赤単と、自分の場の特定のマナコスト分のマナを生む「ニクスの祭殿、ニクソス」をマナ基盤とした赤単信心の2種類があります。
赤単はあまり高額カードを必要としないので1〜1.5万ほどあれば簡単に組めてしまうのが良い点です。ただし環境的には少し逆風ではありますが。
赤単信心は「嵐の息吹のドラゴン」などの高額カードが必要なのでやはり3万ほど必要にはなります。

③青白(アゾリウス)コントロール、青白黒(エスパー)コントロール
青は相手の呪文を打ち消したり、大量にドローすることで盤面をコントロールすることに重きを置いた色です。それを白や黒の除去呪文と合わせたのがこの青白、青白黒コントロールですね。
今環境では土地以外の相手のカードを何でも追放できる「拘留の宝球」、強力な全体除去の「至高の評決」、ライフ回復とドローを一度に行える「スフィンクスの啓示」などの強力スペルが青白の複色カードとなっているため、コントロール=青白といっても過言ではないほどです。
ただし、これらのカードはほとんどラヴニカへの回帰ブロックのカードなのでローテーションで落ちてしまうのが難点。高額カードも多く、デッキを作るのに4〜4.5万ほどは必要かと思います。

④青単
コントロールだけが青じゃありません。ビートダウンもおまかせあれ!
ということで殴る青がこの青単です。
テーロスで新登場したドロー操作と打点力を強化する能力を持つ神、「海の神、タッサ」と、自分の場の青のマナコスト分のトークンを出す「波使い」がキーカード。どちらも新システムの信心を参照するカードなため、青の色拘束の濃いクリーチャーで構成されています。また、バウンスやドロー補佐も採用されていて、ビートダウンとはいいつつも、テクニカルな感じのデッキです。
デッキのお値段は2.5万〜3万ほど。ただ、あまり構築の幅は広くはなさそうです。

⑤白ウィニー
白は割と何でも屋、といった感じですが、軽量クリーチャーに優秀なカードが多いのが特徴です。こうした優良クリーチャーで構成された白単は、レアだけでなくコモンやアンコモンに優秀なクリーチャーも多いので比較的安価に組めるデッキではあります。
ただスタンダードで最も高額な「変わり谷」が複数枚必要なのがネック。まぁ初めのうちはクリーチャーだけ揃えてデッキの動きを確認すると良いかと思います。
派生系として青白黒ミッドレンジ(エスパーミッドレンジ)という白のクリーチャーを中心としたデッキもあります。

⑥グルール(赤緑)ミッドレンジ
緑はとにかくサイズの大きいクリーチャーで殴り殺すのが特徴。グルールミッドレンジではマナブーストから「嵐の息吹のドラゴン」や「世界を喰らう者、ポルクラノス」などのサイズの大きいクリーチャーや、「ドムリ・ラーデ」や「歓楽者ゼナゴス」などの優秀なプレインズウォーカーを展開していきます。
これらのカードに加え、デッキのほとんどがレアで構成されるため、デッキの価格は他のどのデッキより高く5.5万〜6万ほど必要に。少し敷居の高いデッキではありますが、デカブツで殴りきるのは他のデッキではなかなか感じられない爽快感です。


とこんな感じです。もちろんこれ以外にもデッキはたくさんありますし、逆に新しいデッキタイプを開発するのもMTGの醍醐味の一つです。なお、あくまでデッキの価格は完成形の値段であり、実際にパーツを投げて貰ったり、いくつか妥協をすればもう少し安く抑えることも出来るかとは思います。



・何を揃えればいいのか

では、実際に始めるには何を買えばいいのでしょうか??
上に述べたようなメタデッキをすぐに揃えたい、という人はデッキレシピを調べてシングル買いするのも良いでしょう。
とくに何を作るか分からない人は、まずは何かパックを買ってみるといいかもしれません。
良いカードが出やすいのは「ラヴニカへの回帰」や「テーロス」ですが、ラヴニカブロックはあと7ヶ月ほどで落ちてしまうので「テーロス」がオススメではあります。
そこで当てたカードを元にデッキを組み始め、シングル買いしていくと良いでしょう。
また、カード以外ではライフカウンターとダイスは必要になります。ライフカウンターは市販のモノでもよいですが、スマホのアプリなんかも多く出ているのでわざわざ買う必要はないかも知れません。ダイスはイエローサブマリンなどに売っているので6面ダイスを何個か買っておくと良いでしょう。



・・・とかなりの長文になってしまったのでひとまずはこのあたりで締めましょうか。
まだまだお伝えしきれないこともありますが、実際に会う機会がある人はもっと具体的なアドバイスが出来るとは思うので何でも聞いてくれれば良いかと思います。
プレイ人口も多く、環境のメタゲームもぐるぐる動くMTGは他のカードゲームにはない魅力があるかと思いますので、ぜひぜひ実際にカードに触れて対戦してみてください!!

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